トゥクトゥクに乗ってネゴンボの見所を巡る アングルカラムッラ寺院編

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 モスクを後にするとトゥクトゥクは真っ直ぐ進んで行く。すぐに仏教寺院に到着した。

「俺は駐車場で待機しているから、時間を気にせず見てきてくれ」そう言うと、彼はトゥクトゥクの後部座席に移動して椅子に寝そべった。

 私は寺院の入口に向かった。駐車場から歩いてすぐに巨大な仏陀の像が見える。高さは20メートルはあるのではないだろうか。池を挟み仏陀の正面に立つと、手短に撮影をすませた。

 先ほどから男がこっちだと手招きをしているので、靴を脱いで寺院内部の入口へ移動した。中に入ると左側は小さなオフィスになっており、男に入るように言われたので彼に従った。室内にはテーブルが設置されており、テーブルの上には5ヶ国語ほどの説明書きが貼り付けてある。寺院を維持するため、見学する場合は1000ルピーを支払ってください。1000ルピーにはパンフレットの料金が含まれています。

「撮影しても追加料はかからない?」

「問題ない」

 1000ルピーを支払いパンフレットを受取った。

 

 寺院に入ると左側には絵画があり、絵画の下の方に数字が貼り付けてある。パンフレットを開くと、同じ絵画が印刷されており簡易にどんな意味があるのか説明の文章が記してある。日本語は一番下にあり、1番は王子の生誕。彼はインドにあるルンビニの花園の美しい沙羅双樹の下で生まれました。2番は出家について。番号は37番まで続いている。

 

 絵画や彫刻を眺めた後に説明を読んでいくと、ゴータマ・シッダールタがどのような歴史を歩んできたのか、大雑把にわかるようになっている。私が気になっていたのは、寝ている仏陀の像だった。タイのアユタヤ遺跡で大きな像を見たことがあり、どんな意味が込められているのか知りたかった。なんで仏陀は呑気に昼寝をしているんだろうと思っていた。パンフレットだと14番に説明が記してある。涅槃。お釈迦様が八十歳のとき、ご生涯を閉じられたのであります。その後も説明は続いているが、長くなるので割愛する。

 

 寺内を歩いていると、入口の方角から祈りを捧げている声が聞こえてくる。気になったので見に行くと、オレンジ色の鮮やかな織物を着た若い僧侶が椅子に腰をかけて唱えている。彼の左側には女がおり、外側の通路には男があぐらをかいて祈っている。

 そう広くはない寺内を1周した後に駐車場に戻った。